肖像権

 肖像権という概念があるが、Wikipediaの「肖像権」の項目にあるとおり、日本においては、日本国憲法第21条に表現の自由が明記されており、肖像権に関することを法律で明文化したものは存在せず、刑法などにより刑事上の責任が問われることはない。

 つまり、被写体がこの権利を侵害されたと感じ、その状況をよしとしない場合、民事訴訟という形で争われることになる。

 成人向けサイトにおいては、画像データの無断転用がしばしば行われている。特に投稿画像掲示板では、「著作権のない画像を投稿しないでください」と断り書きがしてあることが多いが、明らかに著作権保持者でない人たちが投稿しているのが実態である。

 画像データに著作権の在り処を表記する以外にも、電子透かしとして著作権情報を埋め込んであるケースもある。画像データをインターネットで公開している側は、それらを抑止力として自衛しているようだ。

 訴訟となると大変だが、「個人がインターネット上で他人が撮影した写真を無断使用して著作権侵害で裁判になった、または和解金を支払ったケースを探しています。」のコメントにあるように、サーバーを管理している事業者に対して、「著作権侵害行為を放置するのか?」とクレーム入れる方が実際的だろう。

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