海外サーバでの無修正動画サイト運営
弐萬ちゃんねるの運営者逮捕ですが、いろんな記事やブログを読む限りでは、彼らが法規制を逃れる切り札と考えていたと思われるのは、パソコン遠隔操作です。これは、おそらくWindowsのリモートデスクトップのことでしょう。
5年程前にあった画像ちゃんねるの運営者逮捕事件では、それまで日本国内にあったサーバをアメリカに移して、サイトを再開した経緯があります。
ただ、これは以前にも書いた気がしますが、日本に住む者が運営している日本語のサイトで、多くの日本人がアクセスしているサイトの場合、日本の法律が適用される可能性があります。あくまで、可能性ですが。
今回の弐萬ちゃんねるは、「海外のサーバに、海外にあるクライアントパソコンからアップロードしていた」という事実を強調して、法適用を免れようとしたように見えます。本業の輸入関連の業務で、タイに拠点を置く必要があったので、それを有効利用したのでしょう。
現地に常駐している容疑者の一人(日本人)は、パソコンのセットアップと動作環境の提供をしていたように、ニュース報道からは読み取れます。
リモートではなく、現地在住のそちらの容疑者が作業していたらどうなのか。また、現地の外国人にサイト運営そのものを委託していたらどうなのか、この辺りはネットの一部でも話題になっている様子です。
しかし、国境を越えたわいせつ物頒布に関する法整備は着実に進みそうですし、このやり方なら安全というラインは今後も存在しないでしょう。普通の日本人が手を染めるには、リスクが大きすぎると感じます。